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short story
第4章 私を海に連れてって♡/haruto
ある日、みなみが言った。
「今年の夏は海に行きたい!」って・・・
みなみと旅行に行ったことがなかったから、旅行も兼ねて海に行くことにした。
その時のみなみの喜びよう・・・
犬みたいに尻尾があったらブンブン振っていたと思う。
「ありがとう遥斗!大好き!!」
「はいはい」
「流してる・・・本当に大好きなんだから!」
俺に抱きつき全身で喜びを表現するみなみに年下の彼女も可愛いもんだとしみじみ思う。
「海の家でイカ焼き食べようね」
「イカ焼き・・・高いだけで大してうまくなくね?」
「美味しいよ!海で食べるんだもん美味しいよ!」
・・・そんなもんか?
それからもみなみは「あれを食べようこれを食べよう」と旅行というよりは食べ物ばかりを楽しみにしているようだ。
やっぱりみなみは子供というか・・・色気が足りない。
可愛いんだけど色気が足りない。
悪くはないけどやっぱり色気が足りない・・・