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short story
第21章 千の夜と一つの朝 / haruto
目が覚めるとそこは見慣れない部屋だった。
一瞬戸惑って腕の中の彼女を見て、ここがみなみの部屋だと思い出す。


「そうだ・・・今日は・・・」


みなみの両親が旅行に行っているからみなみの家に泊まったんだ。
ベッドサイドにはうつ伏せのブーさんが転がっている。
夕べみなみがブーさんの前じゃエッチできないなんて言い出すからねじ伏せたものだった。


そんなみなみは俺の腕枕でスースーと寝息を立てていた。
無防備な寝顔が可愛い過ぎる。
剥き出しの肩が寒くないように布団を引き上げみなみを包む。
そして布団の上からみなみを抱きしめた。


こんな風に二人で朝を迎えるのは夏の旅行以来だった。
その前にも一度ラブホに泊まったことがあったけど、こんな穏やかな朝は初めてだった。


付き合ってもうすぐ一年、それだけ二人の仲が深くなったということだろうか。
みなみの髪に鼻を埋め、甘い匂いを吸い込んだ。



癒される・・・
本当に癒される・・・


色んな女の子と付き合ってきたけれど、一緒に居てこんなにリラックスできる彼女は初めてだった。



「んー・・・」


その時、腕の中のみなみがモゾモゾ動いて目を覚ます。


「おはようみなみ」


「おはよ・・・」


「起きた?」


「ん・・・」


「起きてねーじゃん」


「・・・起きてるよ」


「・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・」


会話を止めるとみなみは静かになった。
そっと顔を覗き込むと・・・


「寝てるし」


またみなみはスヤスヤ眠っている。
しかも安心仕切った顔で俺に抱きついて。


可愛い・・・マジで可愛い・・・
胸がむず痒くて辛い。


しかもみなみは可愛いだけじゃない、ベッドの中では凄くエロい。
初めこそ不慣れなぎこちなさがあったけど、すっかり俺に洗脳・・・もといエッチに慣れてからというもの積極的に求めてくれる。


夕べだって・・・
ベッドサイドに散らばった制服を見ながら二人の時間を思い出した。



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