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short story
第4章 私を海に連れてって♡/haruto
「水族館はイルカショーとアシカショーね」


「・・・・・・」


あまりの無邪気さに肩が震える。
でも笑ってるとバレたら怒られるから努めて誤魔化すよう努力するが・・・


「遥斗・・・?あっ!笑ってる!」


呆気なく見つかりやっぱり怒られた。


「ごめんごめん」


「酷い!」


「みなみが可愛いからだよ」


ゴロンと寝返りみなみの上に。
みなみが可愛いから胸のキュンが下半身に血を送る。
すると俺の変化を感じ取ってみなみが赤くなった。



「あ、朝だよ?」


「朝だからだよ」


「明るいし」


「今更だろ?」


「出掛けるのに・・・」


「大丈夫、手加減するから」


「でも・・・」


「シッ・・・黙って・・・」




おはようのキスよりずっと甘いキスをすると、みなみの腕が躊躇いがちに首に回された。
それを見届けて俺はまたみなみをシーツの波に溺れさせる。






結局手加減できずに予定よりだいぶ遅れてホテルを出た。
予定していた順序を入れ替えながら、どうにか予定通り回りたい場所は全部回り・・・





「楽しかったね」


帰り道の車でみなみがイルカのぬいぐるみを抱えて呟いた。


「イカスミ饅とタコ饅はハズレだったな」


「ガイドブックでは絶賛だったんだよ」


「まぁ・・・いい思い出だけど」



信号待ちで止まると、シフトの上の俺の手をみなみが取る。



「また来ようね」


「・・・次は水着は露出控えめでお願いします」


「ううん、遥斗が他の子に目が行かないようにみなみはいつもセクシーなの着るよ」


悪戯っぽく俺を見てみなみは言ったけど・・・


「もう・・・頼むから」


あまり可愛いことは言わないで欲しい。
そして他の男の視線を集めるようなのは着ないで欲しい。



みなみと初めての海はとても楽しかった。
繋がれた手を指を絡めて繋ぎ直す。


するとみなみが嬉しそうに俺を見た。



「遥斗、大好き!」



「・・・・・・・・・」



“俺も好きだよ”
いつも言ってるその言葉がどうしてだろう、今日は出ない。



それはみなみが可愛すぎるからかもしれないし、胸が一杯になったからかもしれない。



その代わり身を乗り出してキスをした。
危ないと思いながらも我慢できず、返事の代わりのキスをする。



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