パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 あゆみおねえさんといっしょ／ayumi

でも、あのどうしようもなかった遥斗が愛妻家でマイホームパパになっちゃう世の中なんだから、堅物のお父さんが孫とぬいぐるみで幼稚園ごっこしても･･･おかしくないのかも？


それなら子どもなんて大嫌いだった私がいちかに骨抜きなこの状態だって、見る人が見ればありえないのかもね。


｢ねえね、今度一緒にネズミーランド行こうね｣


･･･いちか！！！！


｢パパとママは置いてっちゃおうか？｣


｢ダメ！パパもママもばあばもじいじも行くの｣


｢じいじも？｣


｢うん！さっきじいじと指切りげんまんしたの。ネズミーランド行ったらミミーちゃんのおっきいお人形買ってくれるって！一緒にダボンちゃんにも乗ろうねって言ったの！｣


お父さん･･･
かろうじて想像できたいちかとダボンちゃんに乗るお父さんはムスッとしてるけど･･･



｢それも一興か･･･｣


｢えっ？なあに？｣


｢何でもない、いちかはミラクルだねって話！｣


だっこしたいちかにグリグリ頬ずりした。



きっといちかがご所望するならみんなでネズミーランドも近いうちに叶うのだろう。
もちろんダボンちゃんに仲良く乗るいちかとお父さんのツーショットも拝めるに違いない。


この年になって家族揃ってネズミーランドに行けるとは思いもしなかったけど･･･
きっとこれからもそんな思い出が増えていくのかもね。


その時はみんなで写真を撮ろう。
その写真を飾るために、今度は遥斗の中学入学の写真を退かさなきゃいけないなって･･･あれこれ配置を考え巡らせた。