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short story
第5章 あゆみおねえさんといっしょ/ayumi
知らなかった・・・
一ノ瀬さんが仕事の時、いちかは家に居るからお父さんにも会ってたのは知ってるけど・・・
「じいじ、お歌歌お!」
「歌か・・・」
「いちかはね、いぬのおまわりさんが上手です。じいじは?」
「私は歌は余り・・・」
「じゃあいちかが教えてあげるね」
そしてお父さんはいちかに無理矢理いぬのおまわりさんを歌わされていた。
いちかの元気な歌声とお父さんの恥ずかしそうな歌声が何とも・・・
「シュールね・・・」
「微笑ましいでしょ」
孫は可愛いって本当なのね。
この様子、遥斗にも見せてあげたいかもしれない・・・
でも追体験とでもいうのだろうか。
ぎこちないながらいちかの相手をするお父さんを見ていたら何だか満たされた。
お父さんはお世辞にも子どもの扱いが上手いとはいえないけど、いちかが懐いてるのはよく分かったし何より二人は楽しそうたった。
だから私はそのまま部屋に戻ることにした。
しばらくすると軽やかな足音と共にいちかが部屋にやって来る。
「ねえね」
「いちか~~」
抱き上げると嬉しそうないちか。
「じいじと遊んでたの」
「うん、お歌聞こえたわよ。どこの歌姫かと思ったわよ!」
「上手だった?」
「上手だった!」
「じいじも上手だった?」
「そうね・・・じいじも上手だった!」
いちかはすごく嬉しそう。
その笑顔に私まで嬉しい。
「じいじはお歌も上手だけどお人形で遊ぶ方が上手なんだよ」
「えっ!?」
「いちかがミミーちゃんでじいじがミッチーさんで幼稚園ごっこするの」
「・・・・・・・・・」
頑張って想像してみたけどそれだけは出来なかった。
歌もシュールだったけど、ぬいぐるみで幼稚園ごっこ・・・
あのお父さんが・・・
一ノ瀬さんが仕事の時、いちかは家に居るからお父さんにも会ってたのは知ってるけど・・・
「じいじ、お歌歌お!」
「歌か・・・」
「いちかはね、いぬのおまわりさんが上手です。じいじは?」
「私は歌は余り・・・」
「じゃあいちかが教えてあげるね」
そしてお父さんはいちかに無理矢理いぬのおまわりさんを歌わされていた。
いちかの元気な歌声とお父さんの恥ずかしそうな歌声が何とも・・・
「シュールね・・・」
「微笑ましいでしょ」
孫は可愛いって本当なのね。
この様子、遥斗にも見せてあげたいかもしれない・・・
でも追体験とでもいうのだろうか。
ぎこちないながらいちかの相手をするお父さんを見ていたら何だか満たされた。
お父さんはお世辞にも子どもの扱いが上手いとはいえないけど、いちかが懐いてるのはよく分かったし何より二人は楽しそうたった。
だから私はそのまま部屋に戻ることにした。
しばらくすると軽やかな足音と共にいちかが部屋にやって来る。
「ねえね」
「いちか~~」
抱き上げると嬉しそうないちか。
「じいじと遊んでたの」
「うん、お歌聞こえたわよ。どこの歌姫かと思ったわよ!」
「上手だった?」
「上手だった!」
「じいじも上手だった?」
「そうね・・・じいじも上手だった!」
いちかはすごく嬉しそう。
その笑顔に私まで嬉しい。
「じいじはお歌も上手だけどお人形で遊ぶ方が上手なんだよ」
「えっ!?」
「いちかがミミーちゃんでじいじがミッチーさんで幼稚園ごっこするの」
「・・・・・・・・・」
頑張って想像してみたけどそれだけは出来なかった。
歌もシュールだったけど、ぬいぐるみで幼稚園ごっこ・・・
あのお父さんが・・・