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short story
第6章 ノスタルジックオレンジ/ haruto
―――出会いは突然だと人は言う。
俺もその例に漏れず、突然の出会いに運命を感じていた・・・
「オールラウンドサークル?」
「そうそう、みんなで色んなスポーツとか楽しいコトを楽しみましょうってサークル。とりあえず今夜新歓コンパあるから来てみない?」
「はぁ・・・」
大学に入学したての俺と大輔は、強引な先輩に捕まり顔を見合わせる。
「絶対楽しいから!」
「でも・・・なぁ」
「俺行ってもいいかも」
「マジかよ」
チャラい友人は簡単で、明らかにチャラチャラしたこの団体に興味を持ったらしい。
「友達が来るんだから君も来るよね!?」
「俺は・・・」
「マジかよ遥斗らしくないな・・・大学生だぜ!?もう過去は忘れて青春しようぜ!」
「でもな・・・」
正直迷う。
高校時代、とあることが切っ掛けで真面目になった俺にはこのノリは・・・
「あっ、日和!お前も言ってやってよウチの魅力をさ」
その時通り過ぎた人に先輩が声を掛ける。
「私そういうのはパス」
けれどその人は俺たちになんて興味なさそうに素通りして行った。
綺麗だ・・・
颯爽と歩いて行くその人から目が離せない。
「さっきの人は・・・?」
「あー、あの人もウチのサークル」
「・・・新歓コンパ来るんですか?」
「来るけど・・・」
「行きます!行くぜ大輔!!」
「そうこなくっちゃ!」
女好きはボコられたくらいじゃ治らないんだろうか。
一目惚れ・・・
久しぶりの恋がその瞬間俺の元に舞い降りた。
俺もその例に漏れず、突然の出会いに運命を感じていた・・・
「オールラウンドサークル?」
「そうそう、みんなで色んなスポーツとか楽しいコトを楽しみましょうってサークル。とりあえず今夜新歓コンパあるから来てみない?」
「はぁ・・・」
大学に入学したての俺と大輔は、強引な先輩に捕まり顔を見合わせる。
「絶対楽しいから!」
「でも・・・なぁ」
「俺行ってもいいかも」
「マジかよ」
チャラい友人は簡単で、明らかにチャラチャラしたこの団体に興味を持ったらしい。
「友達が来るんだから君も来るよね!?」
「俺は・・・」
「マジかよ遥斗らしくないな・・・大学生だぜ!?もう過去は忘れて青春しようぜ!」
「でもな・・・」
正直迷う。
高校時代、とあることが切っ掛けで真面目になった俺にはこのノリは・・・
「あっ、日和!お前も言ってやってよウチの魅力をさ」
その時通り過ぎた人に先輩が声を掛ける。
「私そういうのはパス」
けれどその人は俺たちになんて興味なさそうに素通りして行った。
綺麗だ・・・
颯爽と歩いて行くその人から目が離せない。
「さっきの人は・・・?」
「あー、あの人もウチのサークル」
「・・・新歓コンパ来るんですか?」
「来るけど・・・」
「行きます!行くぜ大輔!!」
「そうこなくっちゃ!」
女好きはボコられたくらいじゃ治らないんだろうか。
一目惚れ・・・
久しぶりの恋がその瞬間俺の元に舞い降りた。