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short story
第6章 ノスタルジックオレンジ/ haruto
指定された居酒屋に行くと大勢の人が集まっていた。
もう出来上がってんのかってくらい最初から賑やかな空気は嫌いじゃない。
その中で俺は昼間の人を探した。
するとその人は男の先輩と何やらまったり話していた。
・・・やっぱり綺麗だ。
ザバけてそうな雰囲気も魅力的に見えた。
俺は彼女にどうやって近づこうかと考えている。
すると向かいの人がそんな俺に声を掛けた。
「・・・君もしかして日和さん狙ってる?」
「狙ってるってか・・・綺麗ですよね」
「まぁ綺麗だけど・・・日和さんはやめた方がいいかもよ」
どこか軽蔑したようなその人の表情が気になりながら、美人だからやっかまれているのだろうくらいにその時は思った。
「なぁ、あの人昼間の人だろ?」
「そう」
「狙ってんの?」
「美人だよな・・・サバサバしてそうだし」
「おおっ!久しぶりに遥斗Jrの血が騒ぐか!」
「1ヶ月以内には落とす」
大輔に宣言して頃合を見計らう。
新歓コンパは合コンみたいだった。
皆ノリが良くてそこかしこで馬鹿騒ぎしていて、チラホラいい感じの男女もいたりして。
その隙を縫って先輩に近づくタイミングだと大輔を見た。
「行って来るぜ!」
「おう!」
大輔も同じ新入生の子といい感じだ。
お前も頑張れよと心の中でエールを送って席を立つ。
「先輩」
オネエサン受けを狙った笑顔で声を掛けると先輩が俺を見る。
「誰?」
「昼間勧誘された時、先輩俺たちの前通り過ぎてったんですよ。綺麗な人だなって・・・」
「へぇ・・・」
あからさまに興味なし、といった態度にムッとした。
俺から行ってそんな態度取られたことなんて一度もなかったから。
「俺、遥斗って言います。先輩は?」
「日和」
「日和さん?日和さんって学部どこなんですか?」
・・・日和さんは面倒臭そうにポツポツと質問だけに答えてくれた。
そんなやり取りがしばらく続き・・・
もう出来上がってんのかってくらい最初から賑やかな空気は嫌いじゃない。
その中で俺は昼間の人を探した。
するとその人は男の先輩と何やらまったり話していた。
・・・やっぱり綺麗だ。
ザバけてそうな雰囲気も魅力的に見えた。
俺は彼女にどうやって近づこうかと考えている。
すると向かいの人がそんな俺に声を掛けた。
「・・・君もしかして日和さん狙ってる?」
「狙ってるってか・・・綺麗ですよね」
「まぁ綺麗だけど・・・日和さんはやめた方がいいかもよ」
どこか軽蔑したようなその人の表情が気になりながら、美人だからやっかまれているのだろうくらいにその時は思った。
「なぁ、あの人昼間の人だろ?」
「そう」
「狙ってんの?」
「美人だよな・・・サバサバしてそうだし」
「おおっ!久しぶりに遥斗Jrの血が騒ぐか!」
「1ヶ月以内には落とす」
大輔に宣言して頃合を見計らう。
新歓コンパは合コンみたいだった。
皆ノリが良くてそこかしこで馬鹿騒ぎしていて、チラホラいい感じの男女もいたりして。
その隙を縫って先輩に近づくタイミングだと大輔を見た。
「行って来るぜ!」
「おう!」
大輔も同じ新入生の子といい感じだ。
お前も頑張れよと心の中でエールを送って席を立つ。
「先輩」
オネエサン受けを狙った笑顔で声を掛けると先輩が俺を見る。
「誰?」
「昼間勧誘された時、先輩俺たちの前通り過ぎてったんですよ。綺麗な人だなって・・・」
「へぇ・・・」
あからさまに興味なし、といった態度にムッとした。
俺から行ってそんな態度取られたことなんて一度もなかったから。
「俺、遥斗って言います。先輩は?」
「日和」
「日和さん?日和さんって学部どこなんですか?」
・・・日和さんは面倒臭そうにポツポツと質問だけに答えてくれた。
そんなやり取りがしばらく続き・・・