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性技のミカタ
第9章 危うし!!真美の淫夢地獄が権蔵を襲う
「…勇治…行ってらっしゃい…気をつけてね…」
早朝の住宅街に真美の澄んだ声が響く。
今日から1週間、勇治は海外出張で不在だ。
「行ってくるよ。真美」
情けない笑顔を向ける勇治に真美は軽くキスをする。
「…気をつけてね…」
真美は勇治の身体を突き飛ばす様に押して送り出す。
「あぅぅ。行ってくるよ。真美ぃ」
後ろ髪を引かれる思いの勇治が半泣きの表情でタクシーに乗り込むと、バタンッと音を立てドアが閉まる。
「…あ~…やっと出掛けた…」
走り去るタクシーを見送りながら、真美は独り言ちた。
「…さっ…始めよっか…」
真美は踵を返すと足早に家に戻る。
真美と勇治が住んでいる家は、片桐家が代々受け継いでいる広大な敷地の中にある。
真美達が住む離れから、権蔵と住み込みの家政婦が住む母屋まで歩いて2~3分かかる。
「…急がなきゃ…権蔵が起きてくる…」
真美は予めネットで購入しておいた、2泊3日の温泉旅行のチケットを引き出しから取り出すと母屋に向かう。
「…おはようございます…」
真美は母屋の勝手口を開け中に声をかける。
「…あら…真美さん…おはようございます…」
炊事場で権蔵の朝食の準備をしていた家政婦の多喜枝が驚いた表情で真美を見る。
「…今日から…勇治さんが出張で居ないの…独りじゃ淋しいから…お義父様と朝食…ご一緒しようかなって思って…迷惑かしら?…」
「…あらあら…それは…淋しいですね…真美さんがいらっしゃったら…ご主人様もお喜びになられると思いますよ…」
多喜枝は権蔵の伴侶が先立った頃から、片桐家に住み込んで権蔵の世話をしている家政婦である。
多喜枝は物腰が柔らかでおっとりとしているが見た目に依らず勘が鋭い。
たまに見せる、真美に向けられる多喜枝の見透かした様な冷たい視線にドキッとする事がある。
『…多喜枝は邪魔だ…』
真美が権蔵に仕掛ける間、居なくなってもらおう。
早朝の住宅街に真美の澄んだ声が響く。
今日から1週間、勇治は海外出張で不在だ。
「行ってくるよ。真美」
情けない笑顔を向ける勇治に真美は軽くキスをする。
「…気をつけてね…」
真美は勇治の身体を突き飛ばす様に押して送り出す。
「あぅぅ。行ってくるよ。真美ぃ」
後ろ髪を引かれる思いの勇治が半泣きの表情でタクシーに乗り込むと、バタンッと音を立てドアが閉まる。
「…あ~…やっと出掛けた…」
走り去るタクシーを見送りながら、真美は独り言ちた。
「…さっ…始めよっか…」
真美は踵を返すと足早に家に戻る。
真美と勇治が住んでいる家は、片桐家が代々受け継いでいる広大な敷地の中にある。
真美達が住む離れから、権蔵と住み込みの家政婦が住む母屋まで歩いて2~3分かかる。
「…急がなきゃ…権蔵が起きてくる…」
真美は予めネットで購入しておいた、2泊3日の温泉旅行のチケットを引き出しから取り出すと母屋に向かう。
「…おはようございます…」
真美は母屋の勝手口を開け中に声をかける。
「…あら…真美さん…おはようございます…」
炊事場で権蔵の朝食の準備をしていた家政婦の多喜枝が驚いた表情で真美を見る。
「…今日から…勇治さんが出張で居ないの…独りじゃ淋しいから…お義父様と朝食…ご一緒しようかなって思って…迷惑かしら?…」
「…あらあら…それは…淋しいですね…真美さんがいらっしゃったら…ご主人様もお喜びになられると思いますよ…」
多喜枝は権蔵の伴侶が先立った頃から、片桐家に住み込んで権蔵の世話をしている家政婦である。
多喜枝は物腰が柔らかでおっとりとしているが見た目に依らず勘が鋭い。
たまに見せる、真美に向けられる多喜枝の見透かした様な冷たい視線にドキッとする事がある。
『…多喜枝は邪魔だ…』
真美が権蔵に仕掛ける間、居なくなってもらおう。