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第3章 女子会の復讐

「よせ、・・・・・・、あっ、あつい！」

手足を繋がれた専務が陸に打ち揚げられたタコのような不細工に踊るように身をよじる姿を見て、私も弘毅も思わず失笑してしまった。

「ホラ、ホラ」

辛島先輩が何滴も専務のお腹に蝋を垂らす。

「あつい、あつい、あつい。やめろ、やめろ、やめてくれっ」

専務のタコ踊りに、みんなが声を上げて笑う。

「専務っ、赤いお腹が素敵ですよぅ」とみな美がまた写真を一枚、パチリと撮る。

「よせっ！」と映らないように顔を背ける専務。

「あっ、顔が映らないとだめですよう。じゃないと、いつまでも終わらないですよぅ」