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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第18章 意外な事実
「何度言わせる気だ、私はもう宮殿には帰らぬ!」
老人がその場に跪いた。
「殿下、臣、洪(ホン)シアン、衷心より申し上げます。殿下はこの国にとってただお一人の至高のお方におわします。即ち、殿下はこの国の父ではございませんか。無数の無辜の民が父たる殿下の存在を必要としているのです。殿下が今、一時の気の迷いで王位を投げ捨てられたとしたら、民はどうなりましょう? 殿下は大勢の我が子をお見捨てになるのですか?」