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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第19章 王宮という名の伏魔殿

ソンは戯れ言めいて言い、部屋の奥に敷かれている夜具に向かって歩いてゆく。豪奢な絹の布団はキョンシルが見たこともないほど巨大で、何と黄金色の布で仕立ててある。そのあまりの煌々しさに、キョンシルは圧倒された。
王さまがお使いになる布団は、やはり庶民のものとは違うのね、などと、ぼんやりと眺めていた。
ソンが布団に入ったのを見届けて、キョンシルはその場にうずくまった。身体を丸め、揃えて立てた両脚に顎をのせる。
王さまがお使いになる布団は、やはり庶民のものとは違うのね、などと、ぼんやりと眺めていた。
ソンが布団に入ったのを見届けて、キョンシルはその場にうずくまった。身体を丸め、揃えて立てた両脚に顎をのせる。

