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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第19章 王宮という名の伏魔殿
「まあ、何でございましょうね」
臨尚宮は我が事のようにはしゃいで立ち上った。つられてキョンシルも自然、笑顔になる。室を出ていった臨尚宮はほどなく、鳥籠を下げて戻ってきた。
「これは何?」
キョンシルが眼を瞠っていると、その前に白い鉄製の鳥籠が置かれる。中にはつがいの小鳥が二羽、入っていた。身体全体が純白の、羽毛も艶やかな小鳥だ。
「何という鳥でございましょうね」
「真っ白。雪のように綺麗だわ」
臨尚宮は我が事のようにはしゃいで立ち上った。つられてキョンシルも自然、笑顔になる。室を出ていった臨尚宮はほどなく、鳥籠を下げて戻ってきた。
「これは何?」
キョンシルが眼を瞠っていると、その前に白い鉄製の鳥籠が置かれる。中にはつがいの小鳥が二羽、入っていた。身体全体が純白の、羽毛も艶やかな小鳥だ。
「何という鳥でございましょうね」
「真っ白。雪のように綺麗だわ」