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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第19章 王宮という名の伏魔殿
「私は嬪であるぞ。その私に仕える者を咎人呼ばわりするとは、そなたの方こそ許し難い無礼者ではないか。主上さまのご寵愛を良いことに、後宮でのしきたりもわきまえず、賤しい者が我が物顔にふるまうなど、許されざることだ。良いか、入宮の翌朝、まず大妃さまにご挨拶したのは道理。それには眼を瞑ろう、されど、その後、淑媛は我らに挨拶に来るべきであった。昼日中から、のこのこと主上さまに色目を使いに宮殿を歩き回るとは笑止!」