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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
 が、ソンはどんなに忙しくても、昼間は必ず一度、キョンシルのに殿舎を訪れた。臨尚宮から教わったソンの好物だという石榴(ざくろ)茶を淹れると、ソンは殊の外歓ぶ。屈託ないその笑顔を見ていると、到底、多忙な政務の合間を縫って息抜きにきたソンに、酷いことは言えなかった。
 では夜ならば話せるかといえば、確かに寝所で二人きりにはなれる。ソンは、その日にあった出来事を愉しげに話すのが日課だ。
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