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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
ある夜はこんなことがあった。
―ゆえに、左(チヤ)相(サン)(左議政)に申してやったのだ。子は授かり物と申すゆえ、そのように急かされても、すぐに授かるものではないと言うてやったら、あやつめ、流石にぐうの音も出なかったようだ。
どうも、その日、左議政が娘である温嬪がいまだ懐妊せぬことをソンに皮肉ったらしい。キョンシルが入宮してからというもの、今や王の寵愛は新入りのに淑媛一人に集まり、他の妃たちは見向きもされない状態だ。
―ゆえに、左(チヤ)相(サン)(左議政)に申してやったのだ。子は授かり物と申すゆえ、そのように急かされても、すぐに授かるものではないと言うてやったら、あやつめ、流石にぐうの音も出なかったようだ。
どうも、その日、左議政が娘である温嬪がいまだ懐妊せぬことをソンに皮肉ったらしい。キョンシルが入宮してからというもの、今や王の寵愛は新入りのに淑媛一人に集まり、他の妃たちは見向きもされない状態だ。