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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
 若い王がいかにも愉しげに笑う様を遠くから見た内官や尚宮が微笑ましげにこちらを見つめている。その中にはあのホン内官の姿も見える。老齢ながら長身ですっと背筋の伸びたその立ち姿は、若い頃はさぞかし女官たちの熱い視線を集めただろうと思わせた。
 油断のない鋭い眼光は、王に害なす者はたとい何人たりとも容赦はしない―、あたかもそう告げているようでもある。あの老いた内官のせいで、キョンシルは今、ここにいると思えば、ソンの唯一無二の忠臣であるホン内官ではあっても、恨めしい。
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