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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
「その話なら、もう良いのだ。何もかも含めて、すべてが誤解だと聞いた。そなたはもう余計な気を遣うな」 
 夜明け前の無色の光が空にひとすじの軌跡を描く。その間に空は燃え立ち、昇る太陽のわずかに温かみを滲ませた光が二人を優しく包み込む。
―どうか、万世を遍く照らす聖君におなり下さいませ。影ながら、これよりのますますのお栄えをお祈りしております。
 キョンシルは昇る太陽を見ながら、心から祈った。
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