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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第20章 飛翔する鳥
後に、温嬪閔氏は廃位され、廃妃として宮殿の片隅に生涯、幽閉の身となった。また、キョンシルに何かと辛く当たり、清国の皇帝より賜った大切な鳥を毒殺した女官は宮中を追放される。
どちらも、キョンシルが宮中を退出して以後の出来事だ。俊宗(ソン)がキョンシルを市井に戻そうと最終的に決断したその裏には、小鳥の毒殺事件が深く関わっていた。事件の前夜に既に決意していたとはいえ、彼の意思を決定的なものにしたのは、愛する娘にまで温嬪の毒牙が及ぶ怖れであった。
どちらも、キョンシルが宮中を退出して以後の出来事だ。俊宗(ソン)がキョンシルを市井に戻そうと最終的に決断したその裏には、小鳥の毒殺事件が深く関わっていた。事件の前夜に既に決意していたとはいえ、彼の意思を決定的なものにしたのは、愛する娘にまで温嬪の毒牙が及ぶ怖れであった。