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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第25章 再会
 顔を洗ってくる、と、トスは低い声で言い、表へと出ていった。表には水瓶がある。時には飲料水にも顔を洗うのにも使う。
 ややあって、トスが戻ってきた。
「顔を洗うよりは、外の夜気に当たった方が確実に眼が覚めるな」
 微苦笑を陽に灼けた面に滲ませている。
 キョンシルもつられて笑った。
 不思議だった。トスといると、祖父のことや諸々で不安な心が知らない中にすうっと軽くなってゆく。
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