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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第4章 旅立ち
 ひらひら、くるくる。
 ひらひら、くるくる。
 雪のように、雨のように白い花びらたちがキョンシルの髪に、肩に降り積もる。
 漢陽にはよく雪が降る。母ミヨンは寒いのが昔から苦手で、雪を特に嫌った。でも、キョンシルは子どもの頃から、雪の日はわくわくと胸躍らせた。外に転がり出ていって、友達と飽きるまで雪合戦をしたり、雪だるまを作って遊んだ。
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