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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第25章 再会
トスは言葉もなくキョンシルを見つめている。その静かな双眸からは、生憎と何の感情も窺えない。
「そして、これだけはトスおじさんには判っていて欲しい。たとえソンと一緒にずっと刻を過ごしていたときでも、トスおじさんへの想いが変わることはなかったわ。ソンと同じ部屋で眠っても、心はいつもトスおじさんの側に、私たちのこの家にあったの。大切なのは、この身がどこにあるかではなくて、私の心がどこにあったか、そういうことではないのかしら」
「そして、これだけはトスおじさんには判っていて欲しい。たとえソンと一緒にずっと刻を過ごしていたときでも、トスおじさんへの想いが変わることはなかったわ。ソンと同じ部屋で眠っても、心はいつもトスおじさんの側に、私たちのこの家にあったの。大切なのは、この身がどこにあるかではなくて、私の心がどこにあったか、そういうことではないのかしら」