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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第26章 花びら占い
「トスおじさん」
 最愛の男を呼ぶ。
 明かり取りの小窓は幾つかの桟で仕切られているが、その向こうからトスの貌が覗いていた。
「キョンシル、そろそろ、その呼び方は止めて貰いたいのだがな」
 こんなときでさえ、トスは余裕たっぷりで場違いなことを言っている。
「もう、トスおじさんったら」
 キョンシルが安堵のあまり滲んだ涙をぬぐいながら泣き笑いの顔で言う。
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