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第3章 哀しみはある日、突然に

　今度は養母の女将も
―良い男がいれば、その男に面倒を見て貰えば良いんじゃないのかえ。
　と、暗に複数の男と関係を持ち、その中から金蔓になりそうな客を選べと唆す有様だった。
　そんな時、養母が亡くなり、ミヨンは、きっぱりとこの仕事を辞めることにした。酒場で子ども―しかも女の子を育てるのは、子どものためにも良くない。キョンシルのゆく末を思えば、一日も早くこんな商売とは縁を切りたいと願っていた矢先の出来事であった。