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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第3章 哀しみはある日、突然に
そんな苦労続きの日々を経てですら、母の美しさは少しも色褪せることはなかった。むしろ、少しやつれた様がまたかえって臈長けた美貌に凄みを加え、男心をさらにそそった。
すべてに秀で、しかも人眼をそばだてるほどの美貌を持つ母。キョンシルにとっては憧れでもあると共に自慢でもあり、また、けして越えられない山のような存在であった。
ミヨンは酒場を引き払った後、再び父と暮らしていた家に戻った。仕立物の内職をしながら、懸命にキョンシルを育ててきた。
すべてに秀で、しかも人眼をそばだてるほどの美貌を持つ母。キョンシルにとっては憧れでもあると共に自慢でもあり、また、けして越えられない山のような存在であった。
ミヨンは酒場を引き払った後、再び父と暮らしていた家に戻った。仕立物の内職をしながら、懸命にキョンシルを育ててきた。