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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第4章 旅立ち
トスが笑いながら言い直した。
「領(ヨン)議(イ)政(ジヨン)だ」
「領議政、そう、その領議政を務めた人なのよね。で、その領議政を務めたひいおじいさんの弟が国王さまの娘を妻に頂いて、子どもこそ生まれなかったけれど、一時は王室の外戚となった」
「そうだ。ゆえに、崔氏は並いる両班(ヤンバン)の中でも名門中の名門だといえる」
「何だか私には縁のない遠い世界の話ねえ」
のんびりと言うキョンシルは、他人事のような表情である。
「領(ヨン)議(イ)政(ジヨン)だ」
「領議政、そう、その領議政を務めた人なのよね。で、その領議政を務めたひいおじいさんの弟が国王さまの娘を妻に頂いて、子どもこそ生まれなかったけれど、一時は王室の外戚となった」
「そうだ。ゆえに、崔氏は並いる両班(ヤンバン)の中でも名門中の名門だといえる」
「何だか私には縁のない遠い世界の話ねえ」
のんびりと言うキョンシルは、他人事のような表情である。