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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第4章 旅立ち
「私は崔イルチェさまをお祖父さまだなんて思いたくもないの。その人が私のお父さんやお母さんを不幸にしたのも同然よ。汗水垂らして働いたことなんかない両班家の若さまがその日暮らしの労働者になって、長生きなんてできるわけがない。お母さんだって、お父さんが元気でいれば、あんなに働きどおしで身体を壊すこともなかったんだわ。何もかも皆、崔イルチェさまのせいじゃないの」
 キョンシルの涙に、トスがハッと胸をつかれたような表情になった。
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