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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第5章 偽りの別れ
まだ都を出て一日しか経っていない。しかし、そのわずかな間で、キョンシルはトスについてこれまで知らなかった面を幾つも垣間見た。中でも最も衝撃的だったのは、昼間、彼が突如として欲望を剥き出しにしてキョンシルに襲いかかってきたことである。
トスが立ち上がった。キョンシルは思わず反射的にトスの方から距離を置くようにじりじりと移動した。どうも、乱暴されかけてからというもの、トスが身動きする度に反応し、警戒してしまうのだ。
トスが立ち上がった。キョンシルは思わず反射的にトスの方から距離を置くようにじりじりと移動した。どうも、乱暴されかけてからというもの、トスが身動きする度に反応し、警戒してしまうのだ。