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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第5章 偽りの別れ
 少女の白い頬には涙の跡がいくすじも残っている。昼間に彼自身がキョンシルに対して行った許されない行為の名残であった。
 何故、あのようなことをしたのか。あまりにも非の打ち所のなさすぎる母親の影響で、キョンシルは自信を失っていた。自分には女としての魅力などないのだと頑なに言い張るキョンシルに自信を取り戻させようとしたつもりが、気がつけば、泣いて許しを請う少女を押さえつけ、陵辱しようとしていたのだ。
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