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第6章 対面

　この時、キョンシルはトスに〝してやられた〟と思ったものの、万事休すである。
　とりあえず、キョンシルはトスに教えられたように拝礼(クンジヨル)を行った。まず立ち上がって両手を組んで眼の高さに掲げ、そのまま座って一礼。更に立ち上がり、もう一度、深く頭を垂れる。これで完璧のはずなのに、老人はしかめ面のままで、言葉すら発そうとはしない。