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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第6章 対面
 いつも使用人たちを叱責ばかりしているこの老主人があんぐりと口を開けて固まっているのを見るのは気分が良い。
 両開きの扉が音を立てて閉まった後、老人はやっと口がきけるようになった。
「馬鹿な。あのような下賤な小娘がチソンの血を引く娘であるはずがない」
 老人は信じられないといった面持ちで天を仰いだ。しかし、あの翡翠の首飾りは紛れもなく崔氏の当主夫人に代々受け継がれてきたものであるし、書き付けもまさしく本物だ。
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