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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第7章 崔家での日々
 イルチェが特に異を唱えなかったので、キョンシルは掛け布団をほんの少しだけ捲り、イルチェの脚を揉んだ。丹念に揉みほぐしてゆくと、イルチェは気持ち良さげに眼を閉じている。
「うちの女中より、そなたの方が上手いな。こうしていると、鉛のように重かった身体が軽くなっていくようだ」
 思いもかけなかった褒め言葉に、キョンシルは意気揚々と応えた。
「ありがとうございます。こんなことで良かったら、いつでもさせて頂きますので」
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