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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第7章 崔家での日々
 親切な人が襟許をゆるめてくれたのか、呼吸が随分と楽になった。ひんやりとした空気が剥き出しの膚に気持ち良い。
 誰かが額に手を触れ、髪を撫でる。優しく、まるで素肌を愛しむように愛撫するように。
 この手はトスおじさんなの?
 キョンシルは思いがけぬ歓びに打ち震える。ああ、トスおじさんがやっと私を迎えに来てくれたのね。
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