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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第3章 哀しみはある日、突然に
「〝トスさんの仙女〟は、なかなか支度に手間取ってるのよ」
「おい、大人をからかうものではないぞ」
珍しくトスが貌を紅くして、怒ったように言った。これまでだって、一度として声を荒げたことなどないのに。
「トスさんもお母さんも同じことを言うのね、流石に息のぴったり合った夫婦だわ」
「キョンシル。良い加減にしないか。ソンニョと俺はまだ結婚したわけではない」
「はいはい、判りました。大人をからかったりして、ごめんなさい」
「おい、大人をからかうものではないぞ」
珍しくトスが貌を紅くして、怒ったように言った。これまでだって、一度として声を荒げたことなどないのに。
「トスさんもお母さんも同じことを言うのね、流石に息のぴったり合った夫婦だわ」
「キョンシル。良い加減にしないか。ソンニョと俺はまだ結婚したわけではない」
「はいはい、判りました。大人をからかったりして、ごめんなさい」