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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第3章 哀しみはある日、突然に
「ソンニョはどこかに出かけているのか?」
 漸く姿を見せたキョンシルに、トスがついに音を上げかけた。
 キョンシルは小首を傾げた。
「まさか。トスさんが来るってその日に、お母さんがどこかに出かけたりするはずがないでしょ」
「しかし、もう俺が来てから一刻は経ってるぞ?」
 キョンシルがフフ、と意味ありげに笑った。
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