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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第11章 海の町から
そんな男だからこそ、彼を好きになった。だったら、自分はずっとトスを信じ続けようと思ったし、信じられると思った。あの出来事があってさえ、キョンシルのトスへの想いは変わらなかった。まして、旅の道中は彼と二人だけで同じ部屋に泊まることは何度もあった。
トスは基本的に宿では別々の部屋を頼んでくれたが、客が大勢で空室がないときは相部屋になったからだ。それでも、キョンシルは別にトスを警戒したことも恐れたこともなかった。
トスは基本的に宿では別々の部屋を頼んでくれたが、客が大勢で空室がないときは相部屋になったからだ。それでも、キョンシルは別にトスを警戒したことも恐れたこともなかった。