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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第3章 哀しみはある日、突然に
 ミヨンとキョンシルは相談し合った末、その真珠を虹色の絹布に縫い込むことにした。衣装を仕立てたのは母自身であるが、その真珠を縫い付けたのはキョンシルである。キョンシルは真珠をひと粒ひと粒丹念に縫い付けながら、母の永の幸せを心から祈ったのだ。
 元々、布地自体がきらきらと七色に光を放つのに加えて、真珠を布地に散りばめたので、まるでミヨンが光を纏っているように光り輝いて見える。少し身体を動かす度に、衣装がきらきらと燦めき、眩しいほどであった。
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