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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第12章 李家の御曹司
「何を―」
 いきなりのことに愕いて、相手に咎めるような視線を送る。その視線の先にいる人物を見て、キョンシルは〝あっ〟と声を上げた。
「ウォンジュンさん?」
「こんにちは。―なんて、あまりにありきたりな科白かな」
 光王の幼なじみだというウォンジュンが笑顔で立っている。
「どうして僕の名前を?」
「えっ、それはまあ」
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