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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第14章 真実
トスとウォンジュンが交わしていた会話の断片が甦る。しかし、トスの言いたいことはまだ別にあったらしい。
「そして、李家の当主、つまりウォンジュンの父親の方もこの話には乗り気らしい」
「え、何ですって」
キョンシルは我が耳を疑った。
「実は、今日ここに来たのは父親だけではない。息子のウォンジュンも父親より少し後に、俺を訪ねてきたんだ」
「それって、もしかして、私をお嫁さんに欲しいって言いに来たの?」