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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第14章 真実
 翌朝、キョンシルはトスがまだ眠っている中に寺を出た。トスはいつも陽の出より前に起きるのに、昨夜のことではよほど神経を消耗していたのだろう。いつになく熟睡していて、物音にピクリとも反応しなかった。
 もしかしたら、これがトスの貌を見る最後になるかもしれない。せめて大好きだった男の面影をしっかりと心に刻みつけておきたい。キョンシルは枕辺に座ってしばしトスの貌に見入った。
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