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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第15章 心のありか
「もしや、あなたはキョンシルさんではありませんか?」
「何故、私の名をご存じなんですか?」
 キョンシルは警戒感も露わに訊ねる。女は困ったように微笑む。本当にたおやかな、それでいて、どこか力強さを秘めた不思議な魅力を持つ女人である。
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