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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第15章 心のありか
―こいつめ。
憎々しげに言いチョンスがふりかざした一撃を交わした直後、再び降ってきた刃に愕いたトスは咄嗟に本気を出してしまった。その本気の一閃が幼なじみの生命を奪うことになったのだ。
「誰にも、どうしようもないことだったのだと皆が言いました。強いていうならば、すべての責任は私にあったのです。私が余計なひと言を―チョンスを諫めようとして、逆上させたことが、結果として悲劇の元になりました」