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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第15章 心のありか
チョンスの両親は善良な大人しい人たちだったから、息子が世間を騒がせ、身重の女性を死産させたことに責任を感じていた。ゆえに、チョンスを結果として死に追いやったトスを恨むでもなく責めるでもなく、ひたすら恥と絶望に打ちのめされて死を選んだのである。
「トスさまは泣いていました。いっそのこと、大声で詰ってくれ、人殺しと憎んで欲しいと言っていました。チョンスの両親が自害してしまったことも、余計にトスさまの心を追いつめたことでしょう」
「トスさまは泣いていました。いっそのこと、大声で詰ってくれ、人殺しと憎んで欲しいと言っていました。チョンスの両親が自害してしまったことも、余計にトスさまの心を追いつめたことでしょう」