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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第15章 心のありか
 トスの言葉を待っていたかのように、突如として雲の隙間から光の帯が垂らされ、海が小さな輝きを取り戻した。
―お母さん。ごめんなさい。そして、ありがとう。
 キョンシルの瞼に母の美しい笑顔が束の間、浮かんで消えた。たとえ母が許してくれなくても、もう自分は後戻りはできない。二度と、この手の温もりを失いたくはない。
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