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あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害


「ねぇ、あの人!絶対金持ちよ!」

「竜崎だって…」


「えっ?」




舞も京香さんも驚いている。



「多分、蓮さんの…おじいさん…」


「嘘!?」


「今日…あの隣の女の人に会ったんです。

…蓮さんの秘書です。」



「……何その展開。」



おじいさんと宮田さんが出て行った入り口を見つめながら溜息を吐いた。







お昼の休憩時間。

私達三人は弁当を広げ休憩室で談話をする。



「ねぇ、蓮さんに聞いてみたら?」

「やっぱり…そうですかね…」



「だって…もしよ?
あの秘書がおじいさんに、葵ちゃんの事を言ったら…

やっぱり…副社長なりに何か問題が出るかもしれないでしょ?」


「秘書に会った事だけ伝えたら?」


「うん…」




恐る恐る、蓮へと電話をかける。



しかし…何度コールしても彼は出なかった。



首を横にすり電話を切ろうとした時、
コール音がなくなった。



「あっ…あの…」







「はい、何でしょう?」







一瞬で血の気が引いた。




聞こえた声は間違いなく…彼女だ。


…宮田ユリ…
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