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あなたとの『愛』の続きを
第4章 名前のないヒーロー。
「…理由があって今はそういう関係には
なれそうもない。もう少し待ってほしい。」
私は単純。
それをきっと『仕事が忙しい』とか
そんな簡単な理由で…片付けていた。
気になっていた人から
大切だと言われ、私の頭はお花畑だったのだろう。
それから…私たちはこまめに連絡を取った。
彼も連絡をくれる。
仕事の合間をぬって…メールもくれていた。
…人生で初めての恋人…のような存在。
これが恋なのだと…
毎日が嬉しくて楽しかった。
彼の名前が何と言う名前で…
どこの会社のどこの人なのか…
年齢や生い立ち…
そんな事考えてもなかった。
そして、幸せすぎで…
自分の生い立ちでさえ…
忘れてしまっていた。