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あなたとの『愛』の続きを
第4章 名前のないヒーロー。


…あっ…

彼の方を見るが、彼は至って平然としている。


「で、友人代表として知りたいこと…とは?」

その言葉に京香さんがピンクの唇を怪しくも歪ませる。



「あなた…葵ちゃんで遊んでるの?」

「えっ…京香さん…」


「いや…」


「なら何故?近付いたの?」

「……………」


何も答えない彼。



「違うのっ。彼は私を助けてくれただけでっ…」


…もしかしたらもう会ってくれなくなってしまうかもしれない…



「…理由はない。」


彼が発した短い言葉。


誰もが彼の次の言葉を待つ。
私の手を握る彼の手の力が強まった。



「けれど…大切に思っている。」




…えっ…今…何て…

たいせつ…?


「本気?」

「あぁ。」


「…だってよ?葵ちゃん。」

「えっ…え…えぇ!?」




「…嘘ですよね?」

恐る恐る彼に聞いてみると、

「嘘だとしたら…俺はあの時…
お前の意思は無視して無理矢理にでも
犯して捨てていただろうな。」


「はっ…え…嘘…」





……何…この急展開。
ついていけない。私の頭。

勉強は出来ても、恋愛偏差値は0なんだもの。


…ここからどうするべきなの?


「付き合っちゃえば?」

京香さんが意地悪く笑うが…
その質問に彼は…答えなかった。


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