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あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害
「えぇー!社長っ!?」
次の日のお昼休み。
近くのお店のランチタイム。
大きな声を出し驚くのは…京香さん。
「声が大きいです!副社長ですよ!」
落ち着いてと言わんばかりになだめる舞。
その目の前で…何も言わず
スプーンでピラフを皿の横に集めている私。
「何?名前も蓮君だったけ?」
「…はい。」
「で?正式に付き合えたの?」
「わかりません。」
「えっ?ちょっと…葵?」
あの後…お互いに好きだと伝えあったけれど
彼の口からは何も言われなかった。
彼は愛おしそうに…私を抱きしめ…
その後は、何もなく帰されてしまった。
「で?で?彼の家行ってヤッちゃったわけ?」
「なっ…そんなわけっ…」
「はぁ〜!?手も出さなかったの!?あのおチビちゃん!もしかして、使い物にならないんじゃない!?
社長なら、より取り見取り!ヤリ放題でしょ!?」
昼からそんな下世話な話しが飛び交う。