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あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害
「…より取り見取り…ヤリ放題。
やっぱりそうでしょうか?」
私の顔を見て、しまったといった顔をした京香さん。
「そうとも限らないでしょ…!?
ねっ!?舞ちゃん!」
「そうだよ?葵。
あの人、優しいんでしょ?大丈夫よ。」
ただ下を向いて「ん。」とだけ返した。
ランチを終え、携帯を覗き見るが
蓮からの連絡はなかった。
副社長と聞いて…忙しいのだろうという事だけが
頭の中を支配する。
…迷惑にはなりたくない。
その思いが強く、連絡が出来ずにいた。
「ねぇ?葵?今日、真司くんと会うんだけど…
葵も来ない?」
舞の突然の誘いだった。
「ん?いいよ、邪魔しちゃうし。」
「蓮さんのこと…聞き出せるよ?」
「…………うん。」
「おいでよ。心配なこと多いでしょ?」
舞はなんでも解ってくれている。
何も分からない相手の事を全て
信じることは不可能だ。
でも…本人に聞くことも…不可能だった。