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あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害
彼の長い睫毛が揺れる。
まだ少し濡れた髪が頬に張り付いている。
日に当たることがないような…白い肌。
そっと髪を撫でると、蓮は目を開けた。
「何だ…キスでもして欲しいか?」
目を開ければ、私の好きな綺麗な瞳。
彼の手が私の首へと回され
力強く引き寄せられた。
優しい触れるだけのキスを一つ。
そのキスが終わると、蓮は体を持ち上げた。
「…風呂…いってこい。」
「あっ…うん。」
私はそそくさと立ち上がり、浴室へと向かった。
シャワーを浴びながら…ふと思い出した
奈央君の言葉。
『あっちの方も凄いって噂気になってさ』
『今時…出来ないって』
…もしかしたら…蓮さんは…
物凄く我慢しているんじゃないの…
そんな考えが私を不安にさせていく。
…私がこのまま…抱かれなかったら
蓮さんは…誰かと…しちゃうの…?
そんな気持ちのまま…お風呂から上がると
蓮はソファーにもたれたまま眠っていた。