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あなたとの『愛』の続きを
第6章 立ちはだかる障害
しばらくすると蓮がお風呂から出てきた。
まだ濡れている髪をタオルで拭きながら
冷蔵庫を開け、水を飲んでいる。
「お前も飲むか?」
そう聞かれ、頷くと
彼からペットボトルが投げられた。
一口、その水を流し込み
「蓮さん…電話鳴ってたよ」
そう教えた。
「誰だった?」
「宮田ユリさん」
そう言うと彼は小さく笑う。
「…見たのか。」
「見えてたの…っ。」
声には出さないような笑いを見せ
彼は携帯電話を手に取った。
隠すようなこともせず…
目の前で電話をかけ始める。
「…何だ、こんな遅くに。」
私と話すような柔らかさはない。
「あぁ。…あぁ。解った。
あ?関係ねぇだろ。じゃぁな。」
そう言うとまだ向こうで声が聞こえているが
蓮は御構いなしに電話を切った。
「大丈夫?仕事?」
「いや…大丈夫だ。」
そう言うと隣に座り、体を倒す。
私の膝に頭を乗せ、膝枕の体勢だった。
「…風呂行けよ。」
「これじゃ…動けないでしょ」
「なら…もう少し」
そう言って蓮は目を閉じた。
まだ濡れている髪をタオルで拭きながら
冷蔵庫を開け、水を飲んでいる。
「お前も飲むか?」
そう聞かれ、頷くと
彼からペットボトルが投げられた。
一口、その水を流し込み
「蓮さん…電話鳴ってたよ」
そう教えた。
「誰だった?」
「宮田ユリさん」
そう言うと彼は小さく笑う。
「…見たのか。」
「見えてたの…っ。」
声には出さないような笑いを見せ
彼は携帯電話を手に取った。
隠すようなこともせず…
目の前で電話をかけ始める。
「…何だ、こんな遅くに。」
私と話すような柔らかさはない。
「あぁ。…あぁ。解った。
あ?関係ねぇだろ。じゃぁな。」
そう言うとまだ向こうで声が聞こえているが
蓮は御構いなしに電話を切った。
「大丈夫?仕事?」
「いや…大丈夫だ。」
そう言うと隣に座り、体を倒す。
私の膝に頭を乗せ、膝枕の体勢だった。
「…風呂行けよ。」
「これじゃ…動けないでしょ」
「なら…もう少し」
そう言って蓮は目を閉じた。